|
|||||||
1) 因達羅 | (1) 持物:右手戟
|
1) インドのヒンドゥー教において重要な神様の一柱である雷神インドラが由来。 別名は帝釈天。 2) 珊底羅大将と同じく戟を持っている。 3) 薬師誓願は「諸根具足」 貧窮多苦の人々も含め、全ての衆生の身体上の 障害をなくすこと。 |
|||||
2) 安底羅 | (1) 持物:両手払子 (2) 頭上:兜 |
1) インド神話のアンディーラが由来。男の力強さを意味する。 別名を安陀羅 とも言う。 2) 宝鎚と呼ばれる武器を持つのが特徴。新薬師寺の安底羅は両手に馬の尾 などを束ねた払子を持つ。 3) 薬師誓願は「安立正見」 心の中の余計な感情を取り去り、健全な精神を得 るための助けとなる。 |
|||||
3) 迷企羅 | (1) 姿形:右手腰
|
1) インド神話のミトラ、太陽を意味する。 2) 逆立った怒髪と、宝棒を持つのが特徴。 3) 薬師誓願は「苦悩解脱」降りかかる災難や苦悩から、人々を解放する。 |
|||||
4) 珊底羅 | (1) 持物:右手戟
|
1) バラモン教の神シャンディラが由来。 2) 戟と呼ばれる中国の古い武器か、戦いの合図を鳴らす法螺貝を持つ。 3) 薬師誓願は「除病安楽」 全ての人々の病気や苦しみを取り除き、安楽を与 える。 |
|||||
5) 真達羅 | (1) 持物:
|
1) インド神話の音楽の神キンナラが由来とされる。緊那羅とも呼ばれる。 2) 新薬師寺の像では宝棒と、人々の願いを叶えると言われる宝珠を持つ。 3) 薬師誓願は「施無尽仏」 人々の願いを叶え、必要なものを手に入れられ るよう無尽の施しをする。 |
|||||
6) 招杜羅 | (1) 持物:
|
1) 梵名チャトゥラは聡明、慎重などの意味がある。 2) 太刀を手に持つ。 3) 薬師誓願は「随意成弁」人々の善行を助け、悟りの境地に導く。 |
|||||
7) 宮毘羅 | (1) 持物:
|
1) 十二神将の筆頭で、元々はガンジス川の鰐を神格化したヒンドゥー教の クンビーラが由来とされる。 2) 一般的には海上交通の守り神の金毘羅大権現 として親しまれている。 右手に太刀を持つ。 3) 薬師誓願は 「美衣満足」 全ての人々に満足する衣服を与え、心を慰める 衣服安泰とする。 |
|||||
8) 摩虎羅 | (1) 持物:
|
1) 古代インドの偉大な蛇を意味するマホーラガ神が由来とされる。 2) 大威徳明王の化身として描かれ 武器に斧を持つ。 3) 薬師誓願は「安立大乗」衆生を大乗仏教の正しい教えに導き、悟りを開く ことを助ける。 |
|||||
9) 毘羯羅 | (1) 持物:
|
1) ヒンドゥー教のシヴァ神の后で 戦いの女神ヴィカラーラが由来となる。「近づ きがたいもの」という意味を持ち、インド神話では阿修羅の由来となる魔族と 戦う。 2) 密教の法具とされる両端が三股に分かれた三鈷杵を持つ。 3) 薬師誓願は「光明善照」衆生の善行を助けて苦悩を解く。 |
|||||
10) 波夷羅 | (1) 持物:両手弓矢 (2) 頭上:兜 |
1) インドのパジラ/パジュラが由来。梵名パジュラは「強い」、「頑丈な」と言う 意味を持つ。 2) 短剣や弓矢を手に持つことが多い。 3) 薬師誓願は「具戒清浄」衆生を日々精進させて善行を促す。 |
|||||
11) あに羅 | (1) 持物:両手矢 (2) 頭上:兜 |
1) インドの風の神ヴァーユが由来。 2) 他の神将と違い武器に矢を持つ。新薬師寺の額爾羅大将は、弓を持たず 矢だけを見つめる。 3) 薬師誓願は「転女得仏」女性であることの修行上の不利益を取り除く。 |
|||||
12) 伐折羅 | (1) 持物:
(3) 姿形:草履を履く |
1) ダイヤモンドを意味し強固な力を象徴する。七億の夜叉をひきつれ仏法を 守護する夜叉王。 2) 草履を履き、手には宝剣を持つ。 3) 薬師誓願は「飲食安楽」 衆生の食事にまつわる苦悩を取り除き、飢えや 乾きのない健全な食を与える。 |
|
|||||||||||||||||||||||
1) 那羅延堅固王 | (1) 面相:阿形 (2) 姿形:上半身裸 (3) 印相:
|
1) 密迹金剛力士と一対になっており仏敵を防ぐ守護神。 2) 那羅延とはヒンドゥー教の神ヴィシュヌの異名。仏教に取り入れら れ護法善神となる。 3) 口を開いた阿形で 、筋骨隆々とした上半身裸形で、両手を上下に 張り大力を示し怒りを顕わにする。 |
|||||||||||||||||||||
2) 密迹金剛力士 | (1) 面相:吽形 (2) 姿形:上半身裸 (3) 印相:
|
1) 那羅延堅固王と山門守る仁王の一体。 2) 梵語ではヴァジュラダラと言い、仏に親しく近づいて、仏の秘密の 教えを聞こうとする。 3) 仏敵を退散させる武器である金剛杵を持つ。 4) 口を結ぶ吽形で、首を左にひねり、右手は腹の高さに上げ掌を開 き、左手は腰の辺で拳をつくり怒りを内に秘める。 |
|||||||||||||||||||||
3) 毘楼勒叉天 (ビルロクシャ) ・増長天 |
(1) 持物:
|
1)梵名 ヴィルーダカの音写で成長あるいは増大した者を意味する。 2) 帝釈天の配下で、須弥山の4方向を護る四天王の1人として南 瑠璃タ(みなみるりた)に住む。 3) 須弥山をめぐる大海にある南の方角、人間の住む南閻浮提 (なんえんぶだい)・[南贍部洲(なんせんぶしゅう)とも言う]を 守護する。 |
|||||||||||||||||||||
4) 満善車鉢 | (1) 持物:
|
1) 満善車鉢は、夜叉神のプールナバドラとチャガラパーダを1つの 尊名にしている。 2) 満善のプールナバドラは別名満賢夜叉で 摩尼跋陀羅(宝賢夜叉) の弟である。 八大夜叉大将で主にガンダーラ地方で信仰されていた。 3) 車鉢のチャガラパーダは金光明経にある夜叉神で山羊の足を 持つ者とある。 |
|||||||||||||||||||||
5) 毘楼博叉天 (ビルバクシャ) ・広目天 |
(1) 持物:
|
1) 梵名のヴィルーパークシャは特殊な目を有するという意味。千里 眼(浄天眼)と拡大解釈され、広目天とされた。 2) 帝釈天の配下で、須弥山の4方向を護る四天王の1員として 白銀タ(はくぎんた)に住み、須弥山をめぐる八海にある4つの 大陸のうち西牛貨洲(さいごけしゅう)を守護する。 |
|||||||||||||||||||||
6) 毘沙門天 ・多聞天 |
(1) 持物:
|
1) 梵名はヴァイシュラヴァナですべてのことを聞きもらさない知恵 のある者という。 2) 元々暗黒界に住する夜叉鬼神の長であるが仏教に帰依したこと により、仏法を守護する善神となる。眷族の悪鬼・羅刹・夜叉など の類も仏教に帰依する。 3) 帝釈天の配下の北方の守護神で、須弥山をめぐる大海にある 4つの大陸のうち北倶盧 (ほっくる)洲を守護する。単独では別名 で毘沙門天と言う。夫人は吉祥天。 4) 物部氏との戦いで聖徳太子が毘沙門天に戦勝祈願。 |
|||||||||||||||||||||
7) 大梵天 | (1) 持物:右手握る ・ 左手薬壺 |
1) 世界の創造主、宇宙の根源であるブラフマンが仏教に取り入れ られ仏法護持の神となる。帝釈天と一対として祀られることが多く、 両者を併せて「梵釈」と称す。 2) 天界初禅第三天の盟主。 3) 梵天勧請(悟りを経た直後の釈迦に説法を促す)。 |
|||||||||||||||||||||
8) 帝釈天 | (1) 持物:右手鏡 ・ 左手拳腰 |
1) 元々は、古代インドの神話における天界の軍神インドラのこと。 2) インドラは二頭立ての黄金の戦車や象に乗り、金剛杵という武器 をとって 干ばつを引き起こす毒龍ヴリトラや強力な阿修羅の軍と 戦い退けた。夫人は阿修羅の娘舎脂。 3) 雨を降らして地上に恵みを与え、大地を潤す豊穣神としても崇拝 されている。 4) 須弥山上にある刀利天の主として善見城をかまえ、四天王を配下 にして地界を支配する。 |
|||||||||||||||||||||
9) 提頭頼た王 (ダイズラタオウ) ・持国天 |
(1) 持物:
|
1) 梵名はドゥリタラーシュトラで国を支える者・国を治める者の意味を 持ち、国家安泰の功徳がある。別名は持国天。 2) インド神話に登場する雷神インドラ(帝釈天)の配下で、後に仏教 に守護神として取り入れられた。 3) 仏の住む世界を支える須弥山の4方向を護る四天王の1人として 東面の中腹である 第四層の賢上城に住む。 4) 須弥山をめぐる大海にある4つの大陸のうち東勝身洲を守護する 東方の守護神であることから東方天とも呼ばれる。 |
|||||||||||||||||||||
10) 薩遮摩和羅 (サシャマワラ) ・大自在天 |
(1) 姿形:上半身裸 (2) 持物:
|
1) 梵語のマヘーシュバ ラの音写になる。ヒンズー教のシヴァ神であ り、大自在天、魔藍首羅王とも言う。 2) ヴェーダ神話には、ルドラとし て登場し、暴風、雷雲、医療を司る 神になる。 2) 仏教では色界最上の浄居天に住み 三千世界の主として 一切 衆生の願望成就させる。 |
|||||||||||||||||||||
11) 沙伽羅龍王 (シャガラ) |
(1) 頭上:蛇五匹 (2) 持物:
|
1) 梵名サーガラの音写。娑伽羅は大海・龍宮の王・大海龍王を 意味する。 2) 仏教を護法する八大竜王の一尊で海や雨を司どる。三女善女 龍王は牛頭天王の后になる。 3) 空海の神泉苑での雨乞祈祷では沙伽羅龍王の王女善女龍王 を勧請し雨を降らす。京都醍醐寺の守護神 清瀧権現も善女 龍王とされる。 |
|||||||||||||||||||||
12) 難陀竜王 | (1) 持物:
|
1) 八大龍王の中でも筆頭で弟は跋難陀竜王。 2) 密教の雨乞いの法会(請雨経法)の時に拝まれる善き龍神である。 3) 難陀とは歓喜の意味、武将の姿が多いが道教服も着る。 |
|||||||||||||||||||||
13) 伊鉢羅 (イハツラ) |
(1) 持物:右手槌・ 左手蛇 |
1) インド神話に起源を持つナーガと呼ばれるコブラを神格化した 龍王。梵名のエーラパトラを伊鉢羅と音写。 2) 左手の蛇形は、龍衆のシンボルで 右手の槌(音)は、巨富による 復興や殖産のシンボル。 3) 蛇形も、中国で龍(水)神となり、富財、豊穣、風雨、護法の象徴。 |
|||||||||||||||||||||
14) 摩尼跋陀羅 (マ二バダラ) |
(1) 頭上:火焔冠 (2) 持物:
|
1) インド神話に出てくる夜叉神で梵名マニ・バトラの音写。毘沙門天 に仕え八大夜叉大将に数えられる。別名は宝賢夜叉で満善車鉢 (満賢夜叉)の兄。 2) 財宝の神クベーラの兄弟で旅行者や商人の守護神。羅刹と北方 の守護神。 3) 夜叉の大将で満賢夜叉の兄、多聞天の子と言われる。 |
|||||||||||||||||||||
15) 散支大将 | (1) 持物:
|
1) 毘沙門天(クベーラ)の部下にして八大夜叉大将の一人である。 2) あらゆる生き物の善悪を推し量り守護する神。財宝神でもある。 3) 老人顔縦裂中から忿怒顔が出現する。 4) 婦人は鬼子母神で数百人の子どもを抱えるという。娘は吉祥天。 |
|||||||||||||||||||||
16) 金色孔雀明王 | (1) 持物: 右手太刀上 左手前 (2) 面相:
|
1) 元来はインドの女神マハーマーユーリーで「偉大な孔雀」の意。 2) 孔雀は毒蛇(心毒:貪・嗔・癡)を食いつくし人々を救うことで神格化。 3) また雨期の到来を告げ恵みの雨をもたらす益鳥でもある。 |
|||||||||||||||||||||
17) 毘舎闍 (ビシャジャ) |
(1) 持物:
|
1) インドの聖典では、水の妖精アプサラスを妻として、天界のソーマ 酒の番をする。 2) 酒肉を食べず、香を常食とする夜叉衆で緊那羅王とともに帝釈天 に 仕える音楽神でもある。 3) 東方天に降りてより東方を守護する持国天の眷属になる。 |
|||||||||||||||||||||
18) 阿修羅 | (1) 面臂:三面六臂 | 1) 元々はインド神話の神であり、戦闘を司る。身体は赤色、または 青黒色で、怒髪天を突き、裸で忿怒の形相をしている。 2) 阿修羅の娘を強引に奪った力の神・帝釈天に激しい怒りを抱き、 何度も戦闘を挑んだが、結局敗北する。帝釈天との悲酸な争い を修羅場と言う。 3) 帝釈天との戦いに敗れ天界刀利天を追放されるが、修羅界の 盟主となる。 |
|||||||||||||||||||||
19) 迦楼羅 | (1) 持物:横笛 (2) 姿形:
|
1) 元々インド神話でビシュヌ神が乗る鳥、金翅鳥(こんじちょう)で、 毒蛇(龍)を常食とする鳥神である。仏教に取り込まれ、仏法の 守護神となる。 2) 龍や蛇を食うように衆生の煩悩を食う神とされ、梵天、大自在天、 文殊菩薩の化身とされる。 3) 不動明王の背負う焔は、迦楼羅が口から吐く焔、あるいは迦楼羅 そのものであるとされ迦楼羅焔という。 |
|||||||||||||||||||||
20) 乾闥婆 (ケンダツバ) |
(1) 持物:両手太鼓 | 1) 梵名はガンダルヴァで乾闥婆と音写。インド神話ではインドラに 仕え、音楽を演奏する半神半獣の神。太陽の炎を象徴する神格 を持ち、医薬にも通じている。 2) 神酒ソーマ(神々の飲料・霊薬)を守る。酒や肉を食べず、香を 栄養とし、自身からも香気を発する。 3) 仏教に帰依後は胎児や幼児を守護し、子供を襲う十五の鬼を 捕縛する。 |
|||||||||||||||||||||
21) 摩ご羅伽 | (1) 持物:両手琵琶 | 1) 帝釈天眷属。梵名はマホーラガ で偉大なる大蛇を意味し、神格化 され た。身体は人間で首は蛇。ナーガはコブラを、マホーラガは ニシキヘビを神格化したもの。 2) 漢訳は「大腹行」という。仏法を守護する護法善神の一尊で音楽 の神でもある。緊那羅王とともに帝釈天に仕える。 |
|||||||||||||||||||||
22) 畢婆迦羅 (ヒバカラ) ・毘羯羅 |
(1) 持物:
|
1) 梵語でヴィカラーラと言い十二神将の毘羯羅大将と同じ夜叉で 須弥山山麓の欲界に 住む。 2) もとは大蛇を神格化した竜王で音楽をつかさどる神。 3) 夜叉神であり多くの場合、戟や剣を執った甲冑姿の武神として 現される。 |
|||||||||||||||||||||
23) 金毘羅 (宮毘羅) |
(1) 持物:右手矢 ・ 左手弓 (2) 頭上:兜が外れる |
1) 十二神将の筆頭。ガンジス川に棲む鰐を神格化した水神。 2) 仏教に帰依後、海上交通の守り神として金毘羅大権現となる。 |
|||||||||||||||||||||
24) 五部浄居 | (1) 持物:
|
1) 天部五浄居天の盟主である、礼法や治法を司る仏神。 2) 象の冠を被り宝剣を佩いた偉丈夫の鬼神として現される。 |
|||||||||||||||||||||
25) 吉祥天 ・大弁功徳天 |
(1) 持物:
|
1) 金光明経鬼神品では弁才天と吉祥天を並べて大弁功徳と呼ぶ。 千手観音の脇侍に婆藪仙と功徳天(吉祥天)が並ぶ。 2) 弁才天は学問・智彗・財宝・幸福などを司る。梵名はサラスヴァ ティー でヒンドゥー教の川の女神が起源。梵天の妻。 3) 吉祥天はヒンドゥー教の美・富・幸運を司る女神ラクシュミーが 仏教に取り入れられたもの。母は鬼子母神、夫は毘沙門天。 |
|||||||||||||||||||||
26) 緊那羅 | (1) 頭上・馬頭 (2) 持物:
|
1) 元々はインド神話の神キンナラで、人のようで人ではないことから、 人非人や疑人と言う。 2) 帝釈天に仕え、乾闥婆と共に音楽を演奏し、舞を舞い、美しい声で 歌うことから、歌神・楽神と称される。帝釈天の眷属。 |
|||||||||||||||||||||
27) 婆藪仙人 | (1) 持物:
|
1) インド神話では、ヨーガの修行を積んだ苦行者であり、能力(苦行 力)を体得した超人とされる。吉祥天の兄。 2) 神秘的霊感を持ち 俗界を離れた山林に住み、樹木の皮の粗末な 衣をまとい、長髪である。 3) 殺生の罪を犯し、生きながら地獄へ堕ちたが華聚菩薩の力に よって救われ、仏門に入って衆生を救うと誓った。 |
|||||||||||||||||||||
28) 神母女 (ジンモ二) |
(1) 面相:
|
1) 元はバラモン教の大地に活気をもたらす 女神プリティヴィで あったが、後に仏教に取り入れられた 。 2) 大地を神格化したもので、堅牢な地神と同一視することもある。 大地の堅牢さ・万物を生育させる恵みをあらわす神として信仰 される。 |
|||||||||||||||||||||
29) 風神 | (1) 持物:風袋を負う。 (2) 姿形: @右膝を突き、
|
1) 梵語で ヴァーユと呼ばれる風天で風の力を神格化している。 数頭立ての馬車で天を駆け悪神を追い払い富貴栄達を授ける 鬼神になる。 2) 天界の神酒ソーマを好み 「ソーマパー」とも 呼ばれた。後に、 二十八部衆に降伏し従う。 3) 風神は風を吹かせる神であり背中に背負った風袋から下界へ 大風を送る。 |
|||||||||||||||||||||
30) 雷神 | (1) 持物:連鼓を負う。 (2) 姿形: @両手にバチを持ち 左膝を突き右膝を 立てる。 A手指は三本、足指 は二本。 |
1) 元々はインド聖典リグ・ヴェーダに登場するヴァルナという水神 で富貴栄達を授ける。 2) 後に、龍神、雷神へと変化し日本の中世に入り姿形が創作 された。二十八部衆に降伏し従い護法十二天の一つになる。 3) 雷神は背中に背負った八個の太鼓をバチで叩いて雷鳴を下界 へ轟かせる。 |